<問題>
宅地建物取引業者Aが,自ら売主として,宅地建物取引業者でないBとの間で締結した売買契約に関する次の記述のうち,宅地建物取引業法の規定に違反しないものはどれか。
- Aは,Bとの間で3,000万円の宅地の売買契約を締結したが,契約前に当該宅地の周辺の価格が値上がりしているので,2年後には,当該宅地の価格が上昇し,Bが転売によって利益を得ることが確実である旨の説明を行った。
- Aは,Bとの間で建築工事が完了した1億円の新築マンションの売買契約を締結し,宅地建物取引業法第41条の2に規定する手付金等の保全措置を講じたうえで,当該マンションの引渡し前に2,000万円を手付金として受領した。
- Aは,Bとの間で3,000万円の宅地の売買契約を締結したが,契約当日,Bが手付金を一部しか用意できなかったため,残りの手付金をAが貸し付け,契約の締結を誘引した。
- Aは,Bとの間で3,000万円の宅地の売買契約を締結したが,特約の定めにより,Bの債務不履行を理由とする契約解除に伴い,500万円の損害賠償及び同額の違約金をそれぞれ請求した。
<正解>2