宅地建物取引主任者になってやる!

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 <問題>
 自己所有の土地を売却するAの売買契約の相手方に関する次の記述のうち、民法の規定及び判例によれば、正しいものはどれか。

<解説> <正解>3

<雑感>
 過去問を勉強していると、選択肢3か4で迷うはずです。
 選択肢3と4の知識は、宅建の過去問には出題がないからです。

 では、どうしましょう?
 2択だから、運に身を任せるのも一つの方法でしょう。
 ただ、ちょっと立ち止まって考えてみてください。
 民法は権利の帰属主体として何を考えているのでしょうか?

 そう、人ですよね。
 ここでいう人とは、自然人と法人を意味します。
 とすると、自然人と法人以外に権利義務は帰属しないのです。
 とすれば、法人でない「任意団体」には権利義務は帰属しないことが分かります。
 この超基本的な事項が思い出されば、選択肢3を正しいものとして選ぶことができるはずです。

 でも、過去問のみの勉強だけだと難しいか・・・。
 どうでしょう?

   法学部出身の方、他の資格試験の勉強をされている方は、権利能力なき社団についてもご存知でしょうから、本問は当然できる問題です。
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