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<問題>
民法の規定及び判例によれば,抵当権に関する次の記述のうち誤っているものはどれか。
- 抵当権は不動産だけでなく地上権及び永小作権にも設定することができる。
- 抵当権の効力は債務不履行後に生じた抵当不動産の天然果実に及ぶ。
- 抵当権の効力は,抵当権設定行為に別段の定めがあるとき等を除き,不動産に附合した物だけでなく抵当権設定当時の抵当不動産の従物にも及ぶ。
- 土地に抵当権を設定した後,抵当権設定者がその抵当地に建物を築造した場合,抵当権者は建物を土地とともに競売して建物の競売代金からも優先弁済を受けることができる。
<解説>
- 正∵369条2項。
- 正∵371条。
- 正∵判例(大連判大8.3.15)
- 誤∵建物の競売代金からも優先弁済が認められるわけではありません(389条)。
したがって、「優先弁済を受けることができる」とする本肢は誤りとなります。
<正解>4
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